鷹の俳人

渡部まりん(わたなべまりん)

渡部まりん(わたなべまりん)

1959年3月 北海道出身 札幌市在住
1994年 鷹入会 藤田湘子に師事
2000年 鷹同人
2004年 第7回俳句甲子園北海道大会 審査員
2005年 小川軽舟に師事
俳人協会会員

ミニ・アンケート

◆趣味:映画鑑賞、料理
◆好きな食べ物:貝類(特に牡蠣、北寄)、ジンギスカン、チーズ、等
◆長所、短所:我慢強いがマイペース、他人にも自分にも甘い
◆好きな映画:ジェイソン・ステイサム主演映画、「A.I.」、「レオン」
◆カラオケ:竹内まりや、椎名林檎、ドリカム、洋楽
◆コレクション:猫グッズ
◆苦手:ホルモン、果物以外の甘い物

人物評 志藤絵菜

 札幌の五人会である「シリウスの会」をまとめている中心人物。開催場所も本人が経営するスナックなのである。職業柄明るく優しくもてなしの心で取り仕切り、俳句指導では的確なアドバイスも貰えるので皆からの信頼は厚いように思う。
 お酒を飲むまでは大人しい印象を持たれることも多いそうだが、夜の顔は想像以上にとても明るく面白い。そのギャップもまた人気の秘密と思う。
 私にとっては俳句の大先輩であると同時に実の母でもある。句会参加で全国を飛び回っていた頃の母の背中を見て、私も同じ世界に入れたことが素直に嬉しい。身内なので全てが手前味噌になってしまうが、普段の句会後のまりんお手製料理もとても美味しい。

自選十五句

ハンカチに頑張れなんて書かないで

地下室の椅子を最期に蝶凍つる

狼は一匹わたくしはひとり

青りんご半熟たまご偏頭痛

梅雨深しカフカの虫になりさうな

はんざきや人に疲れて人と居る

阿弥陀籤一本足せば蚯蚓鳴く

天職と思ふポンポンダリア咲く

愛よりも恋が簡単菠薐草

じやんけんに勝つて何にもない余寒

秋の虹あたしのトトロもうゐない

杉玉に頭突一発新走

満月や教授の為の目玉焼

ひとりだけ好きな客ゐる朧かな

親ガチャてふ悲しき言葉おでん種

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