鷹俳句会へようこそ。

「鷹」は昭和三十九(1964)年に
創刊された俳句雑誌です。
主宰の藤田湘子のリーダーシップのもと、
飯島晴子をはじめとするすぐれた俳人を
多数輩出しながら、古典から前衛におよぶ
戦後俳句の幅広い領域にわたって
力強い足跡を残してきました。
湘子は平成十七年に惜しまれつつ
世を去りましたが、昭和三十六年生まれの
小川軽舟主宰、昭和五十五年生まれの
髙柳克弘編集長という若い後継体制を組んで
歩みを進め、湘子時代と変わらぬ
実力結社として活動を続けています。

イラスト:谷山彩子

鷹の特徴

俳句のあらゆる可能性を追求する

湘子の時代から「俳句のあらゆる可能性を追求する」を結社の方針に掲げています。伝統的な韻文精神の継承から、時代を切り拓く新しい表現の追求まで、作者の個性を大切にした「選の広さ」を特徴のひとつとしています。また、俳句を作る際の、口語、文語、仮名遣い等の選択も作者に任されています。

教え上手の伝統

湘子は『20週俳句入門』『実作俳句入門』などのすぐれた入門書を著し、俳句指導者としても大きな実績を残しました。その伝統はそのまま継承されています。軽舟主宰や先輩たちの指導により、初めて俳句を作る人でも戸惑うことなく、俳句を作る楽しみを知ることができます。

多くの温かい句会

俳句の学びの場である句会が充実しています。200名を超える規模の中央例会から、全国に150以上もある五人会という小規模句会、また遠隔地の通信句会、新人メール句会等、楽しく成長できる受け皿がたくさん用意されています。各句会では吟行も活発に行われています。

作品主義、実力主義

「鷹」は作品主義の結社です。毎月雑誌に掲載される句数も、主宰選によって1句から5句まで変動します。経験豊富な同人が1句欄になることも、反対に入会間もない方が巻頭作家になることもあります。同人への推挙も、1年間の成績が基準になります。作品主義のすっきりした集団です。
趣味として自己表現に憧れる人も、本格的な俳人としての活動を志す人も、分け隔てなく和気藹々とひとつの座に集うのが「鷹」です。このサイトを訪問された皆さまを、新しい仲間としてお迎えすることを楽しみにしております。