鷹の俳人

山内基成(やまうちもとなり)

山内基成(やまうちもとなり)

1951年11月 名古屋市生れ 名古屋市在住 
2005年 入会 小川軽舟主宰に師事
2009年 同人
2013年度 第32回鷹新葉賞
2017年 病気のため退会
2020年 再入会
2022年 再同人

ミニ・アンケート

◆趣味:地元探訪、音楽鑑賞
◆好きな食べ物:お好み焼、櫃まぶし
◆好きな映画:「卒業」、「ドライブ・マイ・カー」
◆カラオケでよく歌う曲:「真夏の果実」、「傘がない」
◆苦手なもの:花粉、たばこ

人物評 内海紀章

 安倍晋三氏を首相の座から引きずりおろしたのと同じ病気が山内基成さんを数年間、俳句から遠ざけたことがある。名古屋地方の鷹衆のまん中で活躍していた人物がある日、突然いなくなってしまったのである。
 これは我々関係者にとって実に大変なことで、空洞を埋めるためのスッタカモンダカを書き出したら切りがないので、省略。
 名古屋人はさかのぼれば秀吉につながるナモナモ族と信長につながるハイカラ好みのキザに大別される。後者の代表はイチローさんだが、基成さんもその系列に属する。
 俳人を紹介するのに、その俳句に一言もふれないのは、信長系ナゴヤンの自選十五句をじっくり味わってもらいたいからである。

自選十五句

花冷や黙にる防護服

春闘歌働く靴の集ひけり

豊漁の一本締や青葉潮

炎天や宙に浮きたる架線工

面頰を取れば瓠犀や青葉風

三人の創刊号を曝しけり

激論のただなかの黙扇風機

原子炉は水を欲しがる法師蟬

秋冷の阿修羅の肘の尖りけり

黄落やハチ公前の会者定離

除染地のぬた場を猪のほしいまま

原子炉に御札まつれり神無月

可惜夜を中也気取りのとんびかな

甲板の鉄塊碧む雪催

紅顔の日雇群るる焚火かな

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