鷹の俳人
田上比呂美(たのうえひろみ)
1956年生まれ 宮崎市在住
2002年 鷹入会
2005年 湘子逝去により主宰小川軽舟に師事
2010年 鷹同人
宮崎日日新聞・文芸俳壇賞を受賞
2011,2014年 みやざき文学賞俳句部門一席を受賞
2020年 第一句集『休暇明』上梓
俳人協会会員 宙俳句会代表 宮崎県俳句協会会長
ミニ・アンケート
◆趣味:ゴルフ、ホラーやサスペンスの映画、ドラマ鑑賞
◆好きな食べ物:鰻、あんこ
◆長所・短所:長所 おおらか 短所 ずぼら
◆好きな映画:「キャリー」 「羊たちの沈黙」
◆カラオケで歌う歌:ユーミン、サザンオールスターズ、ポルノグラフィティーの曲
◆コレクション:スカル(骸骨)柄のもの
◆苦手なもの:海臭い食べ物(特に甲殻類)
人物評 小石たまま
比呂美さんと言えば、よく遊びよく学べのお手本みたいな人。いつも自然体で老若男女問わず人望がある。ライブハウスに集まるおばちゃん達を誘い句会を立ち上げる。私もその中の一人。皆んなたちまち俳句に恋をした。彼女の術中に見事に嵌ったわけである。そして宮崎の大人布施伊夜子さんの懐に。結果この句会から鷹の会員が五人も誕生した。
比呂美さんは伊夜子親分の頼もしい片腕として八面六臂の傍ら、凹んだ時は手を差し伸べ励まし、俳句のみならず人生に良い刺激と変化をもたらしてくれる。
高千穂の神童からのシティガール時代を経て妻となり母となり、仕事も家庭もきっちりこなすかっこいい女の代名詞のような比呂美さん。素敵な宮崎の顔である。
自選十五句
指紋まで草に染まりぬ半夏生
夕闇に十薬の花ばらまけり
そら豆の親指おしつけたかたち
山の子はパンツが水着川きらきら
流星や未来へ返す砂時計
人間は比べてなんぼ猫じやらし
日時計の淡き時間や寒雀
産道を抜けたるごとし夏の月
はんざきの退つ引きならぬ眼かな
白粉の花に逢瀬の匂ひあり
寒雷の熾火となりて吾に棲む
休暇明耳ひつぱつてピアス挿す
がちやがちやや文句があれば聞いてやる
着ぶくれて親に辛抱子に辛抱
ひとりが楽春風耳打ちのごとく